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FIFA U-20 女子ワールドカップ ジャパン2012 決勝トーナメント準決勝 日本対ドイツ 9月4日(火)19:30 会場:国立競技場 [観戦]

この試合は、前の試合のナイジェリアの応援席から、バックスタンドに移って観戦した。試合前に応援団みたいな人達(宇都宮徹壱さんのコラムによると「U-20女子W杯盛り上げ隊」というらしい)が、日本選手の名前、ポジション、そして背番号を記したチラシを配布していて、これは本当に有り難かった。
 
私の席からはドイツ選手の試合前練習がよく見えたのだが、一目見てこれはやばいかもと思った。とにかくドイツ人選手は体がでかかった。単に背が高いだけでなく、横幅もがっしりしていた。彼らのユニフォームが膨張色の白であったためにそう見えたのではないと思う。悪い予感が当たってしまい、試合の方は前半だけでヤングなでしこが3失点という非常に残念なことになった。

さらに私にとっては、座った席が非常に悪かった。隣にいたのが、かなりイタい若い男女だったからである。例えていうと、アニメのちびまる子ちゃんの同級生の野口さんのお兄さんとその彼女のようなタイプ、つまりDQNである。「オレ、ボランチやってたからさあ」という男の方は、試合を観ていればわかることをいちいち説明して、上から目線で選手のダメ出しをする。それに女の方が馬鹿みたいに相づちを打つ。日本が勝っていればいいのだが、完全に押されている試合だけに余計に癪に障って、観戦に全く集中できない。私と同じことを感じたのだろう。私の前の席にいた人はハーフタイムになるとどっかに行ってしまった。

どうでもいい話ではあるが、そのバカップルの男の方は、オリンピックのサッカーの試合のレポートを提出するとかいっていた。サッカーライターの学校にでも通っているのだろうか。ひょっとして最近やたらと広告が目に付くセルジオ越後の学校だったりして。もしそうだとすると、セルジオは自分のクローンを養成しようとでもしているのだろうか。でも、あの手の批評家はセルジオ一人で既に供給過剰だと思うぞ。

ま、それはともかく、私もハーフタイムに席を移動したのだが、低い席はほぼ満員だったので、ドイツ側陣地に近いバックスタンドの最上部の席に移動した。意外にこれが正解だったのは、上から眺めると、特に守備のときにドイツチームの陣形がいかにコンパクトかがよくわかったからである。ドイツのディフェンスの選手達は、まるで動く壁のようだった。本当に質実剛健なサッカーで、ユーロ2012におけるドイツの男子サッカーよりもドイツっぽいなあと思った。

後半はヤングなでしこも何回かチャンスを作ったのだが、ドイツの鉄壁の守備を崩すことは結局できなかった。素人ながら私が思ったのは、ドイツは陣形をコンパクトにしていただけに、ディフェンスの裏には広大な無人のスペースが広がっていたが、そこを利用することはできなかったのかということである。ドイツのディフェンスの選手達は足もかなり速かったので、裏へのパスが成功する確率は低いかもしれない。が、フル代表のなでしこジャパンがよくやるように、何回も裏にロングボールを蹴り込んで、相手を間延びさせる戦術をとったらどうなるのか観てみたかった。

決勝戦はドイツ対アメリカとなった。解説者の大竹七未さんは、確かフジテレビの『スポルト』で日本を負かしたドイツに勝ってほしいといっていたが、私は逆にアメリカを応援したい。アメリカとナイジェリアの準決勝を見た限りでは、明らかにドイツの方が強いと思う。実際にグループリーグでは、ドイツがアメリカに3対0で大勝している。だがそれだけに、完全無欠に見えるドイツにアメリカがどんな風に立ち向かうのかが楽しみなのである。ただ、この決勝戦は今のところ、地上波とBSではテレビ放送の予定がないらしいのが残念である。

3位決定戦はヤングなでしことナイジェリアである。ナイジェリアよ、申し訳ないが、今度ばかりは日本を応援する。お互いのいいところを出し合う試合になればいいなあと思う。となると点の取り合いであろうか。
 
(追記)
アメリカとドイツの決勝戦はこの日の深夜に録画放送することになったらしい。有り難いことである。


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