FIFA U-20 女子ワールドカップ ジャパン2012 グループB 韓国対ブラジル 8月26日(日)16:20 会場:国立競技場 [観戦]
入場口のあたりで、ペットボトルと缶飲料は持ち込めない旨のアナウンスが流れていた。ピッチに投げ込むことを防ぐためだろうから、まあ仕方ないと思う。だが、スポンサーであるコカコーラの製品はキャップを外せば持ち込めるらしい。南アフリカのワールドカップでスポンサーのライバル企業が観客を利用した広告合戦を繰り広げたためかもしれないが、明らかに不公平だし、やり過ぎだと思う。かえってコカコーラなんか二度と飲むかという気になる。
試合の中身はあまり憶えていないが、ブラジルの選手達は明らかに韓国の選手よりも上手いと感じた。前半はほぼゲームを支配していたし、決定的なチャンスも3回ほどはあったと思う。だが、ブラジルはなかなか得点できない。セットプレー後のゴール前の混戦から1度ネットを揺らせたのだが、オフサイドだったのか、ゴールが認められなかった。ここで先取していれば、試合の結果も違っていたかもしれない。
スタジアムに来るといつも妙に腹が減るのだが、ハーフタイム中は屋台に行列が出来ていて何も買えなかった。後半戦が始まってから富士宮焼きそばを買って戻ってきたら、ちょうど裏に抜け出した韓国選手が1点決めるところだった。ブラジルを応援していた私としては大変残念だったが、焼きそばの方は麺がもちもちしていて予想以上にうまい!富士宮焼きそばの本場である富士川サービスエリアで食べたのよりも美味しかった。
それはともかく、その後は前がかりになったブラジルの隙を突き、韓国がサイドからのクロスボールにフリーの選手が合わせて追加点。ブラジルは必死で反撃するも結局1点も取れなかった。試合終了の笛が鳴った瞬間、よほど悔しかったのかブラジルの選手が一人ピッチの上に突っ伏してしまい、そのまましばらく動かなかった(ドイツ・ワールドカップでの中田ヒデほど長い時間ではなかったが)。他のブラジルの選手達もろくに握手もせずにそそくさとピッチから去っていった。試合中に一度、ブラジルの選手が出したボールを韓国が返さないというシーンがあったせいかもしれない。
私はバックスタンドで観戦していたのだが、試合中に応援団長みたいな人が、韓国とブラジルの双方にエールを送るよう観客に呼びかけていた。もちろん試合前の国歌演奏のときは起立もするし拍手もする。でも、いくらなんでも自分が「デーハミングォ、チャチャッチャ、チャッチャッ」をやるのは、あまりに偽善的に感じて私にはできなかった。
さて、いよいよ明日は日韓戦。本当に嫌だ。日本人選手が怪我をさせられるシーン、侮辱的なゴール・パフォーマンス、政治的なプラカード…どれを見せられても、気分の悪さが1週間は続くだろう。だが、この大一番に現地で応援せずに何とする。明日はどんな嫌な目に遭おうともという覚悟で国立競技場に行く。
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